守破離

【守破離】
能楽を確立した世阿弥の教えで、
最初は基本を忠実に守り、
次にそれを応用、最後は型から離れるという
プロの成長過程を表すもの

最初の「守」の部分。

基本を守るって言われると受け入れやすそうだけど、

実際は、言われたことを猿真似するくらいのニュアンスだと思う。

正しいかどうかを疑うのはすでに次のステップ。

これが意外と誰にでもできるわけじゃなくて、

下手に自分で考えられる人だと、

最初から自分でアレンジを加えたくなっちゃうんだよね。

でも実はこれには、流れに溶け込むっていう意図も含まれてる。

周りのマネをすることで、

一人前になるより早く戦力になる。

正しいかどうかじゃないんですよ。

最初から自己流で役に立とうとするんじゃなくて、

まずその場のカラーに染まること。

余談だけど逆に、カラーのないチームだと、

一人前になるまで戦力にならないのが苦しいのかな。

勉強しなさい

※勉強の意義に関しての議論はとりあえずおいといて

たぶん、実際勉強したほうが良いんだろう。

でも、普通の子供は親ほどは、勉強の重要性を理解できない。

親が”勉強したほうがいい”という結論に達するまでの過程を踏んでないから。

何かを理解するために必要な失敗というものがある。

それを知らない人間が飛び級でそれを理解することはできない。

ここで、自分の失敗しか糧にできない人間と、

人の失敗を踏み台にして自分をステップアップできる人では

雲泥の差が出るんじゃないか。

失敗を共有する環境の有無という要素もあるだろうし。

マニュアルのようなものを作るとき、

”失敗の継承”を見落とさないようにしなくちゃいけないんだろう。