入門書

専門書で一番多いのって入門書だと思います。

「○○はわかるけど××がわからない」ってとこまでわかってれば
自分にあった本を探すのは比較的簡単だけれども、
広い意味での初心者(初級者?)って自分がどこのレベルにいるかわからないから、
みんな「初心者」とか「ゼロから」とかそういうキーワードを探しちゃう。
本人が初心者のつもりでも、人によってスタートラインは結構違うはずなのに。

本を書く側は、自分のレベルを把握しきれない「なんとなく初心者」【全員】を
ターゲットにして書かなくちゃいけないから書くのが難しくて、
本に書いてある通りにすれば○○ができます、みたいなのに逃げがち。
でもこれだと全体が見えなくて、
いつまで経っても「なんとなく初心者」から抜け出せない。
全体像を理解させるのが大事だと思うんだけどなー。

テニス初心者にはじめにさせること、それは・・・

##テニスゲーム##

かもしれない。ホントに。

ガーラに感動

ガーラ湯沢に行ってきました。

東京駅から新幹線
→ホーム出たら目の前でリフト券入手
→左を見るとボードレンタル
→奥に進むと更衣室
→更衣室からゴンドラ乗り場に直結

あまりの流れの無駄のなさに、
自分がベルトコンベアに乗せられているかのような感覚でした。
まさにワンストップなサービス。

日帰りであんだけ滑れるって社会人向けだなー。
学生だと泊まってなんぼなんでww

スノボのほうは「雪の流れに逆らわない」をテーマに。
例えば人が乗らずにボードだけを流したら、
多少のデコボコくらいじゃひっくり返ったりしないはずなんですよね。
それを目指せば、入れる力は最小限ですむはず。
雪がフカフカだったから、転ぶことまで楽しんじゃいつつ、
あまり疲れずに滑れたから結構満足。

 

座標と傾き、変化率

理想を語るって言うのは、
ある程度頭が切れる人なら誰にでもできる。
テレビに出てる評論家の類とか。

ところがこういう人たちは(俺もなんだけどorz)
物事の流れをちゃんと見れない。
現状という静止画から理想を描こうとする。

数学チックな言い方をすると、
座標だけを見て、その裏の傾きや変化率を見ない。

物事を深く知ろうとしたら、その歴史は無視できないのに。

もし百歩譲って静止画から描いた理想が正論で、
後になって正しかったと理解されたとしても、
そんなのは個人的に好きになれない。

だって、誰だってできるもん。
いろんな理想を言えば、一つくらい実現するっしょ。

実際にそこに持ってくのが難しい。
流れを無視してV字を描くのは幻想。
確かにその方が見栄えはするんだけどね。
地味だけど、変化率から変えていくことにより
流れに逆らうことなく実現するのがプロフェッショナルで、
できればそういう人になりたい・・・ですよね。

触媒

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|| 触媒
|| 特定の化学反応の反応速度を速める物質で、
|| 自身は反応の前後で変化しないものをいう
||

テニスもそうだけど、
『教える』ってのはすべて、
触媒であるべきだと思う。
つまり、自分自身をできるだけ消して、
教えてもらう本人が元々持っている答えに向かう
『スピードだけ』を早める。

ついつい自分の得意分野を教えたがるものだけど、
すべての人はそれぞれ個性ってものを持っていて、
得意分野や興味は千差万別だから、
それだと必ず食い違いが出てしまう。
その食い違いが表面化しなかったりするとさらにやっかいで・・・。

ありきたりだけど、教えるために一番必要なことは聞くことで、
ただ親切に手取り足取りすりゃいいもんじゃないと。
必ずしも教える側が技術を持っている必要はないし。

早く後輩入ってこないかな~