不動産はおもしろい

不動産屋と契約を済ませてきました。
このクソ寒いのに、ご丁寧に氷まで入れた冷たいお茶を出してくれてありがとう。
本当にこの業界は努力不足だと思います。

今回感じた大きなポイントはこの二つ。

・1-3月が爆発的に人の移動が多い
・不景気感がすごい濃い

■1-3月が爆発的に人の移動が多い

部屋を出る際は通常、
出る1ヶ月前には大家さんにそれを伝えないといけない。

つまり、4月に空く物件というのは、
3月頭にはすべて判明してる、
3月中には物件は絶対に増えない。
契約が決まって減っていく一方だ。

実際は、4月になったら部屋を出るなんてのは
3月より前に決まっていることがほとんどだろうから、
2月くらいから減少傾向なんだろう。

ちなみにこの時期の部屋選びだと、
前の人がまだ住んでるから、
実際に部屋の中を見ることができない可能性がある。

不動産屋さんも忙しくて、
客一人当たりにかける時間は減るから、
満足度の高い引越しなんてできるわけがない。

上京等でやむを得ずこの時期に引っ越す場合は、
マンスリー、礼金ゼロの捨て物件等で
時期をずらすのがベストじゃないかと思う。

■不景気感がすごい濃い

さて、今の話にはいろいろ突っ込みどころがある。

・4月以降に残ってる物件って、ダメ物件じゃないの?
・4月以降は人が出て行かないから物件少ないんじゃないの?

ここで不景気がきいてくる。

・売れ残った物件は値下げ圧力がかかりまともな物件になる
・昔に比べて、全体として人が減って空室が増えてる

部屋なんてのは、少なくとも俺らのような予算のうちは、
お金さえ出せばいい条件の部屋が借りられる。
逆に、値段さえ下げれば、絶対に借り手は見つかる。
不況のおかげで家賃の値下げが当たり前になってるこのご時勢なんで、
ダメ物件は値下げによってそれなりの物件に変わっていきます。

次に、もし仮に余分な部屋が1つもなかったとすると、
たくさんの部屋をたくさんの人で選ぶ1-3月より、
少ない部屋を少ない人で選ぶ他の月のほうが、
確率的に言ってミスマッチが発生しやすい。
他に選択肢がないから仕方なく借りるって状況ね。

でも実際は普段から空き物件がたくさんあるから、
1-3月ほどではないにせよ選択肢は残っている。

ほんと、不況さまさま。

無能の法則


以下wikiより抜粋

無能の法則(ピーターの法則)とは
組織構成員の労働に関する社会学の法則。

■1.
能力主義の階層社会に於いて、
人間は能力の極限まで出世する。
すると有能な平(ひら)構成員も無能な中間管理職になる。

■2.
時が経つに連れて人間は悉く出世していく。
無能な平構成員はそのまま平構成員の地位に落ち着き、
有能な平構成員は無能な中間管理職の地位に落ち着く。
その結果、各階層は無能な人間で埋め尽くされる。

■3.
その組織の仕事は、まだ出世の余地のある、
無能レベルに達していない人間によって遂行される。

平構成員としての素質と中間管理職としての素質は別物だから云々
という話はいったん横においておこう。

全社員にギリギリ有能でいられる地位を与えると仮定すれば、
社員の能力から、会社が健康でいられる最大規模を算出できる。
この健康保障規模より、会社のビジネスが小さいうちは問題がない。

ただ、健康な会社は業績が伸びてビジネスも大きくなるから、
会社の規模を大きくする必要がでてきて、いつか健康保障規模を超える。
そして、すべての会社は不健康にたどり着く。

これを打開するには、会社の規模を大きくするのと同時に、
健康保障規模も大きくしていかないといけない。
つまり、能力の高い社員を追加しないといけない。
そして、多くの場合、
「下に追加するんじゃなくて、上に追加しないといけない」

嫌な話ですよね。

「君の部署の業績が順調なので、
部署の規模を20人にしたい。
でも君の能力では10人を統率するのが限界だ。
だから外部から優秀な人材を獲得するので、
その人の下で今までどおり働いてくれ」

っていうことなのかな。

それじゃあんまりだっていって、
素直に昇進させてしまったりすると、
そいつは無能レベルに達してしまうわけだ。

環境が人を育てるという側面もあるにはある。
でも一本道のキャリアパスで、
育つために必要ないろんな経験やスキルを全部そろえられるとは思えない。

もっと言ってしまえば、一時的にパフォーマンスを落としてでも 、
それまでとは別の仕事をしなくては、ステップアップできないだろう。
成果主義だと、それは給料の低下にもつながる。
たぶん大きな弊害が出ていると思うけど、 別の話なのでいったんおいとく。

能力の極限ってのはきっと、
性格や小さいころの経験などに大きく影響されてる。
簡単には大きくできないって意味で 、
あながち間違った法則とは言えないと思う。