科学と向き合う

正義の反対は悪なんかじゃないんだ。正義の反対は『また別の正義』なんだよ
–野原ひろし

これはこれでありえる話だけど、もっと残酷な現実もありえる。

例えば、正義の反対が、政府だったり、逆に国民だったり、上司だったり、逆に部下だったりの無能だったりする。仮にみんなの描くビジョンが同じだったとしても、その無能ゆえに同士撃ちが始まる。この無能が過ぎると、うっかりすると「○○の陰謀なんじゃないか」みたいな話すら出てきたりする。
例えば、正義の反対が、無知な大衆だったりする。彼らはTwitterやFacebookでデマを拡散したり、デマに騙されてどうでもいいものを買い占めてみたり、パニックを起こしてみたり、怒り出したりする。それはSNSという特殊なメディアの特性だったり、そもそもデマの内容に対しての無知だったりする。

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過去最高益は本当に偉いのか?

企業ってどうあるべきだろう?例えば、社員は100人しかいないけど、毎年1000億円の利益を出し続ける。なるほど素晴らしそうだが、こんな企業ばかりの社会は成立するだろうか?

まず、利益ってどこから来るんだろう?利益ってのはつまり貯金の増減。A社の貯金が増えるんだから、他の誰かの貯金が減るか、お金の総量が増えなきゃいけない。お金の総量増やすのはつまりインフレで今は限度があるから、結局他の誰か、つまり政府か、他の企業か、消費者の貯金を吸い上げてるだけなんじゃないか?全然永続性がない。これを防ぐには、消費者、つまり従業員に給料を払って利益を減らすか、政府などを通じて再配分するしかない。

世の中に1つしか企業がない世界を想像してみればいい。払った給料の分しかモノは売れないのだ。企業はお金を流すエンジンになるべきで、エンジン(企業)にガソリン(お金)をためてはいけない。
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