ベストだったかもしれないハリル更迭のタイミング

遅すぎるという声も多いようですが、統計的には、クラブチームの監督が交代してからおよそ10試合ほどは、成績が向上する傾向にあるそうです。もちろんそこから先は新監督次第ですが。戦術的なものよりも、チームの空気が変わってほどよい緊張感が生まれるのでしょう。A代表とクラブチームを同列に語ることは難しいですが、クラブで試合が週1とすると10試合はおよそ2か月。これくらいが、新しい空気の賞味期限なんでしょう。と考えると、ワールドカップ本番2か月前の今というのは、悪くないタイミングじゃないかと思います。

もちろん、今からチームを大きく作り変えるのは無理でしょう。ある程度は前監督の戦術を踏襲しつつ、前監督がこだわりすぎていたところに手直しを加えていくというスタイルになると思います。

ワールドカップでは相手はすべて格上なので、もちろん守備を主体に考えるというのもハリルも同じでした。まあその守備のコンセプトが、デュエルデュエルとかいう日本にあまりマッチしない方法だったってだけで。

ここからはいわゆる「俺の考えた日本代表」で、点を取るのはセットプレーに頼ることになると思いますが、今の日本代表にはいいキッカーが少ないので、ワントップは本田。守備を優先で考えると左に乾、右に岡崎。中盤には、長谷部、山口に加えて、川崎の谷口を推します。本職はCBですが、ケガや出場停止などのチーム状況によってはボランチで出場することもよくあります。谷口の特徴はなんといっても得点力、セットプレーにめっぽう強いです。吉田と2人いれば得点のチャンスは増えるでしょう。

ビハインド時は相手が引いてくれてポゼッションできる可能性もあるので、サブに川崎組の小林、中村憲剛、大島を。一から連携を作る時間はないのでパッケージで連れてくる。逆に運よく先制できてカウンターを狙える時用に、森岡、久保、大迫、とかから調子のいい選手をピックアップ。

正直、ハリルのサッカー見ててクソつまらなかったし、ワールドカップが自分の中で全然盛り上がってなかったんですが、今回の解任で一気に興味がわきました笑
がんばれニッポン!