無能の法則


以下wikiより抜粋

無能の法則(ピーターの法則)とは
組織構成員の労働に関する社会学の法則。

■1.
能力主義の階層社会に於いて、
人間は能力の極限まで出世する。
すると有能な平(ひら)構成員も無能な中間管理職になる。

■2.
時が経つに連れて人間は悉く出世していく。
無能な平構成員はそのまま平構成員の地位に落ち着き、
有能な平構成員は無能な中間管理職の地位に落ち着く。
その結果、各階層は無能な人間で埋め尽くされる。

■3.
その組織の仕事は、まだ出世の余地のある、
無能レベルに達していない人間によって遂行される。

平構成員としての素質と中間管理職としての素質は別物だから云々
という話はいったん横においておこう。

全社員にギリギリ有能でいられる地位を与えると仮定すれば、
社員の能力から、会社が健康でいられる最大規模を算出できる。
この健康保障規模より、会社のビジネスが小さいうちは問題がない。

ただ、健康な会社は業績が伸びてビジネスも大きくなるから、
会社の規模を大きくする必要がでてきて、いつか健康保障規模を超える。
そして、すべての会社は不健康にたどり着く。

これを打開するには、会社の規模を大きくするのと同時に、
健康保障規模も大きくしていかないといけない。
つまり、能力の高い社員を追加しないといけない。
そして、多くの場合、
「下に追加するんじゃなくて、上に追加しないといけない」

嫌な話ですよね。

「君の部署の業績が順調なので、
部署の規模を20人にしたい。
でも君の能力では10人を統率するのが限界だ。
だから外部から優秀な人材を獲得するので、
その人の下で今までどおり働いてくれ」

っていうことなのかな。

それじゃあんまりだっていって、
素直に昇進させてしまったりすると、
そいつは無能レベルに達してしまうわけだ。

環境が人を育てるという側面もあるにはある。
でも一本道のキャリアパスで、
育つために必要ないろんな経験やスキルを全部そろえられるとは思えない。

もっと言ってしまえば、一時的にパフォーマンスを落としてでも 、
それまでとは別の仕事をしなくては、ステップアップできないだろう。
成果主義だと、それは給料の低下にもつながる。
たぶん大きな弊害が出ていると思うけど、 別の話なのでいったんおいとく。

能力の極限ってのはきっと、
性格や小さいころの経験などに大きく影響されてる。
簡単には大きくできないって意味で 、
あながち間違った法則とは言えないと思う。