Googleは、コンテンツに価値を見出した。
コンテンツはURLという実体を持つ。
Facebookは、イイネ!に価値を見出した。
イイネ!は投稿と違い、URLを持たない。
言ってみれば、コンテンツとしての実体を持っていない。
人とコンテンツの「間」に存在する 概念。
ここで、イチローがなぜ偉大かを考えてみる。
メジャーリーグのシーズンヒット数記録を更新したから?
記録、それは言ってみれば実体を持つコンテンツだ。
誰の目にもわかりやすく、価値がありそうに見える。
でも、この動画を見てみてほしい。
イチローが当時の記録保持者であったシスラーの家族が観戦している中、
記録を更新するヒットを打ったときの動画。
http://www.youtube.com/watch?v=Tdf8mhUlz5c
花火
スタンディングオベーション
イチローコール
もしこれが、無観客試合だったとして、
同じだけの価値があっただろうか?
記録そのものに価値はあるんだろうか?
違うと思う。
価値は、人とコンテンツの「間」にある。
イチローの記録に、人々が感動したことに価値がある。
そして、人そのものもまたコンテンツと言える。
人そのものに価値はあるんだろうか?
イチローは?ジョブスは?僕には?
ないと思う、価値は、人と人との「間」にあると思う。
人生はクローズアップで見れば悲劇
ロングショットで見れば喜劇
–チャップリン
いつか人は必ず死に、いつか人類は必ず滅びる。
全部過ぎ去った時、
最後に残るのはイイネ!なんじゃないかと。
そしてそれは、自分一人では生み出すことができない、
他の誰かとの間にのみ存在するんじゃないかと。
そんなふうに思うのです。
イイネ!してますか?