大学時代のテニスを思い返しても、後輩で俺より強くなったヤツらは当たり前だけど、俺のアドバイスを聞くだけじゃなくて、勝手に俺の想像を超えていった。 先輩から後輩にするアドバイスなんて、感覚的には7,8割は外れてる。受け取る側はテキトーに取捨選択すればよくて、言うことをよく聞くだけの後輩はかわいいけど大成しないし、そんなの求めちゃいけない。 「ほめて伸ばす」とか、「アドバイス」とか、「手本を見せる」とか、そんな直接的な働きかけは要素として小さすぎる。どうでもいい。
テニサーって、2,3年とかのテニス経験しかない人が、初心者の新入生に教えてあげなきゃいけない。自分のことですら試行錯誤な状態でなんとか教えようと思うと、「みんなが言ってることをそのまま伝える」に落ち着く。 就活って、年齢が近いからという理由で新人や、下手すると内定者が就活生にアドバイスしてあげなきゃいけない。自分の就活しか知らない状態でなんとか教えようと思うと、「自分の武勇伝を話す」に落ち着く。 賢いやつは、自分からいろんな人の話を聞いて取捨選択する。素直なやつは、いろんな人の話を聞きすぎて混乱する。どちらでもない大勢は、一番身近な人の話だけを鵜呑みにする。