淡き光立つ にわか雨
いとし面影の沈丁花
溢るる涙のつぼみから
ひとつひとつ香り始める
英訳しろって言ったってちょっと無理だろうな。
・・・日本の文化に触れないとわからない。
「月がきれいですね」みたいな意訳をするしかない。
逆に、日本語にしにくい言葉だっていっぱいある。
その中のひとつがこれ。
2006W杯決勝でのジダンの頭突き。
この試合に勝てば、引退試合をW杯優勝という最高の栄誉で飾ることができた。
また、この試合後に、引退セレモニーが計画されていたらしい。
なのに
ジダンをマークしていたマテラッツィがユニフォームを引っ張ったのに対し、
ジダンが「そんなにユニフォームが欲しいのなら、試合が終った後にくれてやるよ」
と発言。なかなかうまいことを言う。
そこでマテラッツィが
Preferisco la puttana di tua sorella
(俺は売春婦の方が良いね。お前の姉だよ)
と返し、ジダンは頭突きして退場。
ちなみにサッカーでは、相手を挑発するのは日常茶飯事で、
puttana(売春婦)という言葉も、侮辱の言葉として一般的らしい。
どっちが悪いみたいな話は今回おいておいて、
ジダンは割とレッドカード多い選手とはいえ、
ヒートアップしてるわけでもないあの状態からいきなり頭突き。
どれだけ侮辱的な言葉だったのか、
日本語訳を読むだけの俺にはまったく想像できない。
イタリア語の辞書を引いたって無駄だろう。
日本語だと侮辱的な言葉ってなかなか思いつかないし、
逆にエゴの日本語訳とかもうまいのが思いつかない。
表情とかは万国共通なのに対して、
言葉はその国の文化と密接に関連してる。
その国ごとの差の部分に魅力がつまってる。
言葉はその国の文化と密接に関連してる。
その国ごとの差の部分に魅力がつまってる。
日本人同士がコミュニケーションしようと思ったら英語じゃ無理だし、
イタリア人を理解したかったらイタリア語を学ばなきゃいけない。