わかれの時っていつだと思う?
別の道を選んだ時?・・・違う。
笑顔でサヨナラした時?・・・違う。
発車のベルが鳴ったとき?・・・違う。
会いに行く”勇気”がなくなったときだ。
卒業式シーズンですね。会社のほうでも、僕に非常に大きな影響を与えた2人が退職されました。でもあまり感傷的な気分にはならないんですよね。
出会いは突然のものだけど、別れというのは徐々に訪れる。今の世の中、地球上に会いにいけない場所なんてなく、Facebookでつながり続けることだってできる。物理的な距離や、コミュニケーションの距離は問題にならなくなってきてる。
じゃあ何が問題になるかというと、会いに行く勇気があるかどうか。「同じフロアで働いていてもなんとなく声をかけづらいあの人」とか、「太っちゃったから恥ずかしくて同窓会いけない」とか、心理的な問題。極端な話、「今の自分は最高に輝いていて、相手も自分に会いたくて仕方ないはず!」とか、「あいつは俺に会う義務がある」って思い込んでさえいれば、それは別れじゃないって言えるんじゃないかな。
物理的な別れっていうイベントは、結婚式や免許の試験と一緒で、むしろこれがスタートラインだったりする。泣いて終わったら、それが本当の別れになる。別れて寂しいと思う相手がいるのなら、会いに行く勇気を持てる自分になることだ。