学生のころ、もっとちゃんと英語をやっておけばよかった
そんなこと言う人もいますが、今自分がやる気にならないのを、過去の自分に責任転嫁するのはやめましょう。確かに、小さいころから学んだほうがきれいな発音ができたりするんでしょうけど、英語はどこの国でもなまりが強く、発音が汚くても許される言語です。日本語の発音が汚いのとは事情が違います。やっておけばよかったと思うなら、今からやればいいんです。英語は取り返しがつく。
英語より、数学を避けて生きるほうがずっと危険です。僕は学生時代、数学が得意で英語が苦手でしたが、逆だったらと思うとぞっとします。英語塾がこんなにたくさんあるのに数学塾がないのは、英語のほうが重要だからではなく、数学は簡単に教えられるものじゃないからでしょう。数学そのものが直接役に立つケースは少ないかもしれませんが、論理的に考える力は常に必要です。
もちろん、数学も英語も両方できるにこしたことはありません。が、あとから習得するのが簡単なのは英語です。今英語ができない人たちは、必要に迫られてないからできないだけで、10年、20年もすればみんな普通に英語をしゃべっているでしょう。でも、論理的な思考能力を持ってる人の数は、おそらく今と変わりません。
最近人気の習い事は外国語よりもプログラム言語
–GIZMODE
こんな記事がありました。プログラミングによって鍛えられるのは、自分でものを作ることによって得られるスピード感と主体性です。これもあとから身につけるのが大変な要素だと思います。つまり、優先的に取り組むべきです。
もう一度書くと、英語塾の声が大きいのは、英語が数学やプログラミングより重要だからではなく、教えるのが簡単でビジネスとして大きいからです。英語は必要になるかもしれないけど、一番最後でいい。英語しかできないという人は、近い将来世界的に必ず余る。だからまず、数学と向き合おう。