恋愛はインディアンポーカーに似ている。
他人の点数は見えるが、自分の点数は推測するしかない。
就活もそうだが、客観的な偏差値を自覚できないと、妥協点を見出すことができずに、全体として不幸だ。自分の点数を高めに見積もる人が増えると、50点同士の2人がお互いを自分より下に見るので、そもそもマッチングが成立しなくなる。自分の点数を低めに見積もる人が増えると、マッチングそのものは増えるが、先攻することが大事というルールになり、自分を磨かなくなる。
偏差値の算出と、検索によるマッチング。この2点により効率的な恋愛市場が形成できるはずだ。実現するには、そう、Facebookしかいない。そもそもFacebookは出会い系サイトだった。でなければ、「恋愛対象」や、「交際ステータス」なんて必要ない。
まず1点目、偏差値の算出。これが新機能のキモになる。容姿、年収、学歴などの個人的な要素と、誰から評価されているかなどの社会的な要素を総合し、偏差値を算出する。
年収・学歴などは友達関係との相関が大きいだろうし、容姿はタグ付けされた写真を第三者に評価させる仕組みがあればいい、つまりフェイスマッシュ。
こうして算出された個人的要素をベースに、普段のコミュニケーションにおけるいいねやコメントを加味して総合偏差値とする。偏差値が高く、めったにいいねをしない人がいいねをする相手はポイントが高い。このあたりはGoogleのページランクに仕組みが似ているかもしれない。
そして2点目、検索によるマッチング。ここで初めて個人の好みが出てくるが、基本的には前述の偏差値と、人間関係的な距離が近い相手から選ばれることになる。ここに、自分の好みと相手の好みを加味してマッチングする。
「まさみの彼氏、Facebookで70点なんでしょ?」
「えー、でも実際は大したことないよー? (///▽///)」
点数がつくという点では食べログにも似ているが、Facebookはレビューではなくつながりを重視した採点を行う。美人の友達は美人なことが多い、金持ちの友達は金持ちなことが多い、いいやつの友達はいいやつなことが多い。考慮しきれない要素はいくらでも出てくるだろうが、それでも指標がないよりはましで、合コンの3時間で判断するよりはきっと精度高い。味オンチだってありがたがって食べログ使ってるように、どうせ「Facebookで70点の人と付き合ってる」という見栄も大事でしょ?
若いうちは成り行き要素が大きいかもしれないが、年をとるにつれて打算的になる。求められてるのはその人と付き合う理由で、それを与えてくれるのがFacebook。Facebookが先進国を少子化から救う。
※95%くらいフィクション、てか適当です。あんまりまじめに読み込まないでください。